発展途上国フィリピンでのインターネットサービスは安いのか?
フィリピンの給与に関して
フィリピンは発展途上国ということもあり、物価が安いです。
物価が安いということはつまり、フィリピン人の給料も日本と比較し安くなります。例えば、フィリピンでも汎用的に利用されている求人サイト「indeed」では業種ごとに下記の平均給与がでていますのでご覧ください。
役職 | 給与(PHP) | 給与(日本円) |
---|---|---|
オフィスワーカー | 15,686 | 35,450 |
セキュリティーガード | 17,174 | 38,813 |
建設業ワーカー | 18,824 | 42,542 |
学校の先生 | 18,998 | 42,935 |
※月給/換算レート2.26(PHP to Yen)
平均すると、フィリピン人の給与は月給で3万円~4万3千円ほどになります。
フィリピンの物価に関して
平均給与が低ければ、相対的に物価も安くなります。
例えば、交通費という観点でフィリピンの物価を見てみましょう。
フィリピンでのタクシー代は1-4kmで約362円(交通渋滞なしの場合)で、日本でのタクシー代は1-4kmで2980円です。
距離 | 日本(円) | フィリピン(円) |
---|---|---|
1-4KM | 2,980 | 362 |
4KM-7KM | 3,390 | 633 |
7KM-10KM | 4,220 | 904 |
10KM-20KM | 8,100 | 1,808 |
❊換算レート2.26(PHP to Yen)
こうしてみると5倍近く日本のタクシー代が高いことが分かります。
公共交通機関である電車の利用料も一駅20円~30円ほどになります。
公共交通機関は、一般的なフィリピン人(下級~ミドル層の人)が日常的に利用しているため、物価の指標として良い目安になるのではないでしょうか?
❊フィリピンにも数多くの輸入品も多く外資(スターバックスなど)のレストランがあり、そういった商品・サービスのほとんどは日本と変わらない価格の場合が多いです。むしろ、日本よりも輸入時の関税が乗っかっている影響で日本よりも物価が高くなるケースも多いです。
発展途上国(フィリピン)でスチームのゲームを購入した場合、値段は安いのか?
そうなると、海外のゲームも輸入品になるから高くなるんじゃないか?と疑問に感じるかもしれませんが、意外なことに安いんです。
スチームゲーム内での販売価格を簡単にリサーチしてみました。
ゲーム:商品名 | 日本(円) | フィリピン(円) | フィリピン割引率 |
---|---|---|---|
ファールアウト | 2248 | 1975 | 12% |
Tales of arise | 8778 | 4520 | 49% |
サイバーパンク2077 | 8778 | 5874 | 33% |
龍が如く7 | 6589 | 3654 | 45% |
アンダーテール | 980 | 723 | 26% |
❊換算レート2.26(PHP to Yen)
相対的にすべてスチームでのゲーム価格がフィリピンのほうが安かったです。
インディーズゲームは10%-30%フィリピンの方が安く、
日本で売られているようなフルプライス(3000-4000円を超えるゲーム)では、フィリピンでは30%-50%安く売られていることがわかりました。
サブスクリプションサービスはどれくらい安いのか?
サブスクリプションサービス | 一般会員(日本円) | 一般会員(PHP) | フィリピン割引率 |
---|---|---|---|
ネットフィリックス | 1490 | 1037 | 30% |
Spotify | 980 | 292 | 70% |
Youtube プレミアム | 1180 | 359 | 70% |
比較対象は、一般会員・またはスタンダードプラン(標準的なプラン)に絞りました。
ちなみに、ネットフィリックスではベーシックプランよりも下の「モバイルプラン」というものがありSD画質ではありますが300円で加入できるプランがあります。
フィリピンでは30%ネットフィリックスが安く
SPOTIFY(スウェーデン発祥の音楽配信サービス)では70%
Youtube プレミアム でも同様に70% フィリピンの方が安かったです。
まとめ
やはり、インターネットサービスにおいてもフィリピンでは日本と比較しかなり安いです。インターネットサービスでは、VPNを利用し意図的に物価が安い他国のネットワークから加入している人もいます。(ネットフィリックスでは、リージョンロックがかかっておらず、海外でも見れてしまうようです。実際に試す場合は自己責任でお願いします。)また、サブスクリプションサービスやゲームの単価には輸入税は入ってこないためその国の給与レベル・生活レベルに合わせたサービスを提供することのほうが大事なんでしょうね。こういったデータから、企業努力が垣間見れます(;^ω^)
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