バブルガムのブログ

海外ブログ(フィリピン)です。フィリピン株、ゲーム、本の感想なんかを書いてます。

夢中で読める面白い洋書5選

面白い本とは?個人的な定義。

読書をするとき、「面白い本」の定義ってなんだと思いますか?

私の中では、「ぶっ続けで読んで数日間で完読してしまう」ことです。

 

つまらない本って、基本的にどんどん積まれていって結局最後まで読まないまま放置されてしまいます。

 

それって洋書だと更にハードルが高くなると思いませんか?

数ページ読んで本当にその本が面白いかどうかってわからないですし。

 

だったら、最初から面白いのを読めばいいと思って個人的に面白いと思う小説を陳列してみました。

 

星の王子様 / The little prince 

星の王子様は日本でも有名なタイトルです。

 

子供向けの文庫本と思われがちですが、内容は深く哲学的なストーリーが散りばめられており大人でも考えさせられる内容です。

 

星の王子さまはある惑星でバラの世話をしていますが、別の惑星で沢山のバラを見ます。そこで、王子さまは気づくのです。

 

「きみのバラをかけがえのないものにしたのは、きみが、バラのために費やした時間あなんだ」

 

王子様は、いろんな惑星を訪れるのですがどの惑星も秀逸なエピソードがあります。

第二の聖書と呼ばれることもある位有名な作品です。

 

ゲームの達人 / Master of the game

ゲームの達人は、有名なタイトルではありますが日本では割とマイナーなタイトルではないでしょうか。この小説の面白さは「世代ごとのストーリー」になります。

最初は「お金持ちになりたい主人公」がダイアモンドを掘り当てるために発掘が盛んな街に赴くのですが、主人公は大人に幾度となく騙され絶望的な経験を何度も味わいます。

面白いストーリーを作るには、作中のキャラクターを敢えて困難に引き合わせ苦しませるだけ苦しませることです。それを乗り越えた後のカタルシスは何ともたまらないものがあります。この作品は、まさにそれを体現しています。登場人物は性格が悪い人が多く、主人公にも良心が欠けていますが、そこが良いんです。私が読んだ小説の中でもTOP1を争うほど面白い作品です。

 

私を離さないで / Never let me go 

Never Let Me Go

Never Let Me Go

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約束のネバーランドって知っていますか?アニメなのですが、子供が「農園」と呼ばれる施設で育てられ、「家畜」として出荷されることに気が付いた子供たちが逃亡を試みる話です。個人的にですが、約束のネバーランドは 「never let me go 」にかなり影響を受けていると思います。小説を読み進めるごとに「不思議な世界観」や 「大人の奇妙な行動」は読者の好奇心をそそります。おすすめの一冊です。

Dragon's egg : 日本語版なし

 

手塚治虫の話で、火の鳥という話があります。

その中で、「なめくじ」が生物の頂点に立ち、脳みそが発達し、言語や医療、化学などが現代人並みに成長し、やがてSFチックな空飛ぶ車などを開発できるまでに成長する話があります。

Dragon's eggでも同様に「なめくじ」のようなモンスターが登場します。彼らは、人間よりも何倍ものスピードで時間が進んでおり、人間時間での5分がなめくじ時間での数十年になります。

物語の構図としては、宇宙から観察をする「人間側の視点」と文明初期、人類でいう石器時代のような歴史を辿っている「なめくじの視点」から展開されます。このなめくじの発展が非常に面白く、原始人のような生活をしていたなめくじが、小さな村を形成するようになり、村が町になり、都市に、次第には「宗教」を形成していきます。

なめくじの時間は人間の時間感覚よりも早く成長スピードも早いためやがて「人間の技術力」を追い越します。「時間感覚が違う人間となめくじが、どうやってコミュニケーションをとるのか?」も見物でした。内容としては箱庭で生き物たちが発展するのを眺め、その様を神様のように見ているような感覚に陥る作品です。

Eden's gate : 日本語版なし

ソードアートオンラインって知っていますか?そんな感じの小説です。

英語では、「LitRPG」というジャンルに入ります。

MMORPGの仮想世界にダイブして、その中で生きていく主人公の話です。

Eden's gateの世界は地球の何倍も大きく、主人公はVRギアを装着して仮想世界に入ります。所が、仮想世界に入った主人公はもう現実に戻ることはできません。

精神だけがゲームの世界に入り、現実の体は亡くなってしまうのです。

主人公はRPGの世界で少しずつレベルをあげて自立していきます。主人公が強い装備を手に入れたり、新しいスキルを手に入れたりする過程はまさに「ソードアートオンライン」。洋書のラノベっぽい小説は初めて読んだんですが、意外にもハマってしまいました。キャラクターのレベルや派閥との関係性などかなり「スカイリム」というゲームに近いのかなと思いました。海外版のラノベってどんな感じなんだろう?って人にはぜひこの小説を読んでみてください。Kindle unlimitedで無料で全部読むことができます。